不妊症と妊活鍼灸
※はじめに
当院で行う妊活鍼灸は西洋医学的な検査・治療法ではありません。
西洋医学ではタイミング法、卵管造影、人工授精、顕微受精、体外受精、フーナーテスト、その他(血液、ホルモン検査)などを行いますが、これらは卵子と精子を出会わせるための治療、卵子や精子に異常がないか調べるための検査となります。
当店では体質改善をメインに行い、妊娠しやすい身体作りをサポート致します。
妊活と鍼灸
- 子宮や卵巣の環境を整える
- 自律神経を調整する
- 弱っている内臓の働きを改善する
それぞれ解説していきますね!
①子宮や卵巣の環境を整える
鍼灸治療では血の巡りやエネルギー代謝などのバランスを整えることができます!
特に卵巣や子宮への血液循環を改善することは、卵巣の機能を活性化させ、子宮内膜を肥厚(フワフワの状態)にすることにつながります。
また当店では「一源三岐」という考え方をもとに伝統的な鍼灸治療を行います。
一源とは「子宮」、三岐とは任脈、督脈、衝脈のことを指します。
これは1500年以上前の古典から伝えられているもので、妊娠・出産には主要三経脈(ツボ)が関与すると言われています。
特に鼠蹊部・仙骨周辺への施術は子宮の状態を良くすると言われており、経絡(ツボ)を介して施術を行っていきます。
②自律神経を調整する
ストレスで交感神経優位になると、血の巡りやエネルギー代謝が悪くなり、子宮内の血流量を減少させる要因となります。
【漢方的分類】血の巡りが悪くな6タイプ
鍼灸では「頭部、足、仙骨周り、お腹」などのツボを用いながら自律神経を調整し、身体をリラックス状態(副交感神経優位)にすることができます。
副交感神経が優位になると、下記のような反応が起こります。
- 内臓が正常に動き出す
- 血の巡りやエネルギー代謝が良くなる
- 質の良い睡眠で体内の潤いがUPする
- 子宮内の環境が整う
子宮周りの冷えがひどい場合は、箱灸をメインに施術も行います。
お灸(モグサ)の香りにはチオネールという成分が含まれており、鎮静作用やリラックス効果があるため、身体を温めながら自律神経を調整することができます。
③弱っている内臓の働きを改善する
当院では「臓腑経絡論」という考え方をベースに、経絡(ツボ)を介することで五臓六腑(内臓)の状態を整える施術を行なっています。
妊活をご希望される方の中には、様々な症状を併発している方が多いです。
例えば、下記のようなものがあります。
- 10代の頃から生理痛が重い
- 子宮筋腫や子宮内膜症を持っている
- 気圧の変化で偏頭痛になる
- 腰痛や肩こりがひどい
- イライラや怒りっぽい
これらは東洋医学的に五臓の「肝(臓)」の機能が低下していると考えます。
上記のような症状を母体側が抱えているのであれば、まずは症状を改善することが優先です。
なぜ優先するべきかというと、そもそも生殖器系の働きは生命維持と直接的な関係がありません。
そのため、どこかの内臓器官に問題が生じた際に、生命を維持するために真っ先にカットされてしまうのが生殖器系ということです。
つまり、母体が抱えている症状を改善し、生殖器系にエネルギーを使える状態にすることが何より大切なことになります。
男性側の問題
- 精子の数が少ない
- 精子の動きが悪い
- 奇形の精子が多い
- 勃起障害
最後に
当院では鍼灸治療だけでなく日常生活のアドバイスも行なっております。
具体的には体質に合わせた食事法、子宮の循環を良くするセルフ灸、股関節周りやお腹周りの緊張をとるエクササイズです。
また当店は漢方薬剤師と提携をしており、漢方薬と併用して体質改善のサポートをすることも可能です。
松本先生が手がける「妊活冊子」には妊活に関する様々な情報が掲載されていますので、ぜひ一度、ご夫婦で妊活冊子をご覧ください。
当店では様々な角度から妊活のサポートをさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね。
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