偏頭痛

- 気圧や天候の変化で偏頭痛が起こる
- 時々、偏頭痛になり痛み止めを飲む
- 生理前〜生理中にかけて偏頭痛になる
このようなお悩みはありませんか?
偏頭痛は血管運動性頭痛とも呼ばれ「発作的脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴い、頭の片側 or 両側が痛む状態」を言います。
一般的な病院(脳神経外科)では薬物療法がメインとなり、心拍数を抑えたり、血管を拡張するお薬などが処方されます。しかし、これらの薬は血圧を上昇させたり、体内の血液循環を阻害してしまうため、脳血管疾患を引き起こすリスクとなります。
西洋医学では痛みのある部位や症状に対して「直接的な治療」をしていきますが、東洋医学では痛みが起きている原因を突き止め「体質改善」をしていきます。
そこで今回は「東洋医学ではどのように偏頭痛の治療をしているのか」をお伝えできればと思いますので、長年偏頭痛に悩まされている方はぜひ最後までご覧ください。
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東洋医学における偏頭痛の原因
東洋医学では偏頭痛が起こる原因を以下の2つに分類します。
- 不通則痛(ふつうそくつう)
- 不栄則痛(ふえいそくつう)
前者は身体を巡る「気血水」が停滞している状態、後者は全身の細胞に栄養が行き届いていない状態を言います。
気血水とは身体を構成する3つの要素であり、気はエネルギー、血は血液、水は血液以外の体液を指します。
通常であれば、人間の身体は気血水が問題なく循環することで各細胞に栄養を送ることができ、物理的なダメージ(打撲や外傷)がない限り、痛みを引き起こすことはありません。
しかし、生理前に偏頭痛がひどくなったり、気圧や天候の変化に左右される場合は、この気血水の流れが停滞しているケースがほとんどです。
偏頭痛の鍼灸治療
鍼灸治療では気血水の流れを良くしていき、偏頭痛の原因となる五臓六腑(内臓)の治療を行います。
偏頭痛と関わりが深い臓腑は五臓の「肝」と言われており、肝経と言われる経絡(ツボ)を用いて治療をしていくのが一般的です。
東洋医学でいう「肝」は肝臓の機能だけでなく、自律神経系や血液の循環に関与すると言われており、これらの機能全てを総称して「肝」と言います。
特に生理前〜生理中に偏頭痛になる方の90%以上は「肝」が原因となっていることが多いです。
当院では問診、脈や舌の状態をチェックし、あなたの体質に合わせた治療を行なっていきます。
生活習慣のアドバイス
偏頭痛は生活習慣の見直しも大切です。
例えば、生理中に偏頭痛がひどくなる方は「血」が不足していたり、「血」の巡りが悪いことが考えられます。
▼当院では「血」を補う食べ物や、血液循環をよくする養生法をまとめた冊子をプレゼントさせていただいております。
偏頭痛は鍼灸治療で体質改善をしていき、日頃からできる養生法を取り入れれば90%以上は改善することが可能です。
長年偏頭痛でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

