肩こり

肩こり

「肩が痛いから肩にマッサージをする」

「猫背が原因だから肩甲骨はがしをする」

たしかに悪いことではありませんし、痛みが取れるケースもあります。

とはいえ、

  • 治療後、すぐに痛みが戻ってしまう
  • 頻繁に肩の痛みがでる
  • 数ヶ月間、肩こりの治療に通っている

という方も多いのではないでしょうか?

これらの要因は「肩こりの本当の原因」に対してアプローチができていないからです。

そこで今回は「肩こりを引き起こす4つのタイプと改善法」について鍼灸師の観点からお伝えできればと思います。

具体的には、

  • 肩こりが起こる4タイプ
  • 症状別に用いるツボ
  • おすすめの食事法

を重要なポイントだけ解説していきます。

ぜひ肩こりで悩んでいる方は最後までご覧ください。

▼動画でご覧になる場合はこちら!

肩こりを引き起こす4つの原因

肩こりを引き起こす原因は以下のようなものがあります。

原因①:筋肉性

一般的な肩こりは筋肉の硬さが原因だと言われております。

しかし、筋肉の硬さといっても、

  • なぜその筋肉が硬くなったのか?
  • どこの筋肉が硬くなっているのか?

原因をしっかりと見極め治療をしていくことが大切です。

また、長年続く肩こりは肩だけに問題があるわけではなく、肩と繋がりのある筋肉(腕・胸・首)に問題があるケースや循環障害が起きているパターンがほとんどです。

つまり、肩だけの状態ではなく全身をチェックする必要があります。

原因②:ストレスによるもの

東洋医学では五臓六腑を中心にカラダの状態を診ていきます。

五臓六腑とは「肝・心・脾・肺・腎」の五臓と「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・(三焦)」の六腑のことを指します。

ストレス(怒りやイライラ)が過度になると、五臓の「肝」を傷つけると言われています。

東洋医学でいう肝とは肝臓(内臓器官)だけを指しているのでなく、より深い機能を意味しており下記の役割も含まれます。

  • 血を貯蔵する
  • 全身の血液量を調整する
  • 気血の運行をスムーズにする
  • 外敵(ウイルスや細菌)からの防御反応

肝は血液循環や血液量と密接な関係があるため、肝の機能が低下すると筋肉に十分な血液を送ることができません。

それにより、循環障害をきたし肩こりの要因となります。

このように肩こり1つとっても様々な原因があるため、「ただ肩に鍼を打つ」「肩が痛いから肩にマッサージをする」といった施術をしていても、症状が改善されないケースがあります。

原因③:風寒(外気の変化)によるもの

風邪をひいた時に、同時に肩が痛くなる方も多いと思います。

これは漢方的に「風」と「寒」の外気が体の中に侵入し、悪さをしていると考えます。

「外気?そんなものが身体の中に侵入して悪さをするの?」という方も多いのではないでしょうか?

古典医学の考えでは「風・暑・湿・燥・寒・熱」など自然(外気)の変化は、人間のカラダに影響を与えると考えます。

例えば、乾燥していると喉が痛くなったり、湿度が高いと体が重だるくなったりしますよね。

これは自然の変化が体に影響を与えている証拠です。

それと同じように風と寒の外気が侵入し「悪寒(ゾクゾク)・頭痛・肩こり・冷え」などの症状を引き起こします。

ちょっと抵抗がある方もいるかもしれませんが、もう一つだけ例をあげると、風邪を引いた時に「葛根湯」を飲んだ経験はありませんか?

市販で売られている葛根湯の効能を見ると「後頭部のこわばり・肩こり・頭痛」などが記載されています。

葛根湯は発汗によって熱を下げ→カラダを温めることで風寒の邪気を払い→筋肉のこわばりも取ることができる漢方薬です。

※基本的には風邪の初期にしか使いません。

つまり、肩こりの中にも「風」と「寒」の外気が原因で起こるものがあるということ。

この場合は漢方薬を併用したり、お灸で身体を温め肩こりを改善していきます。

原因④:痰湿

痰湿とは余分な水分(湿気)や老廃物が身体の中に蓄積されている状態。

痰湿の方の特徴は肩が重だるい、動かしたくない、気圧の変化で悪化するといった症状です。

 

また、食生活も痰湿タイプの肩こりの原因となるため、以下の食べ物に注意しましょう!

  • 甘い物
  • 大量のアルコール
  • 脂っこいもの
  • 味の濃いもの

上記は慢性的な肩こりになるケースがあります。

肩こりの改善法

なぜ当院ではあなたの肩こりを改善できるのか。

理由は下記の3つです。

  1. 患者様の状態を把握できる
  2. 原因別に治療が行える
  3. 生活習慣のアドバイスを行う

①患者様の状態を把握できる

舌診

 

患者様の状態を把握するために「四診法」という東洋医学独自の診断法を用います。

これは「問診・腹診・舌診・脈診」などにより、身体に現れるサインから患者様の状態を把握していく診断法です。

先ほどご説明してきたように、原因を突き止めない限り、肩こりを根本改善することはできません。

 

そのため当院では、検査や問診に時間をかけており、局所(肩)の状態と全身の状態を把握した上で施術をしていきます。

②原因別に治療が行える

お灸施術

当院は「四診法」で見つかった原因に対して治療を行うことが可能となります。

なぜ原因別に治療ができるかというと、当院で行う鍼灸治療は「経絡治療」と呼ばれ、ツボを用いて五臓六腑の働きを高め、局所の痛みを改善できる伝統医学です。

伝統医学と聞くと「古い施術法なんじゃないの?大丈夫?」と不安になられる方も多いと思います。

しかし、伝統医学というのは中国4000年の歴史がある「経験医学」であり、効果実証済みの医学です。

そのため良くも悪くも、効果のないものは現代まで残らず、効果のあるものだけが現代まで受け継がれてきました。

もしあなたが長年続く肩こりでお悩みなら、身体の根っこの部分に原因があるかもしれません。

まずは原因を見つけ出すことから始めていきましょう!

③生活習慣のアドバイスができる

養生冊子

当院では痛みをとることをゴールだとは思っていません。

患者様の肩こりが再発しないように、下記のセルフケアを指導させていただいております。

  • 食生活
  • ストレッチ
  • お灸のケア
  • 季節に合わせた養生法

肩こりが長年続いている方は生活習慣に問題があるかもしれません。

先ほどもお伝えしたように、食生活の乱れも肩こりにつながりますし、対人関係のストレスで肩こりになることもあります。

当院では肩こりが再発しないよう食事のアドバイスをしたり、単体の筋肉だけではなく、筋肉の繋がり(経筋)のストレッチなどを指導させていただいております。

「もう肩こりは治らない」と諦めている方は、ぜひ一度当院にご相談下さい。