自律神経が乱れる6大原因

- 自律神経失調症と診断された
- めまい・耳鳴りに苦しんでいる
- 身近にストレスの原因となる人がいる
- 息切れや動悸を感じる
- 病院で薬だけ処方された
- 突如不安感に襲われる
このような症状でお悩みではありませんか?
自律神経失調症とは交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、 動悸・息切れ・めまい・耳鳴り・不眠・ 無気力といった症状がでてくるものを言います。
基本的には病院で検査をしても原因がわからないという時に、自律神経失調症と診断されることが多いです。
科学的根拠を軸とする西洋医学的な病院では、 検査などをして数値に異常がない場合には治療手段がありません。
しかし、自律神経が乱れる原因は必ず存在するのです。
東洋医学は「病気」ではなく「病人」 をみる医学であり、なぜあなたの自律神経が乱れているのかという根本的な原因を探っていきます。
そこで今回は「 自律神経が乱れる6大原因」についてお伝えをしていきますので、自律神経失調症でお困りの方は改善するヒントにされてください。
そもそも自律神経とは?
自律神経とは、我々の意志とは関係なく内臓を動かしてくれる神経のことです。
車で例えると、アクセルが交感神経、 ブレーキが副交感神経となります。
交感神経が働くと覚醒モードとなり、血管が収縮、心拍数の増加、 血圧が上昇します。
一方副交感神経が働くと、 心拍数が減少、血圧が下降、リラックスモードの状態となります。
両者はどちらかだけでは機能せず、 互いにバランスをとりながら我々の身体を調整してくれているわけです。
自律神経失調症の原因
当院では自律神経が乱れる原因を下記の6つに分類します。
- ストレス緊張タイプ
- 熱こもりタイプ
- 胃腸虚弱タイプ
- 気疲れタイプ
- 冷えタイプ
- 脳疲労タイプ
それぞれ解説していきますね。
①ストレス緊張タイプ
このタイプの方は下記の症状が特徴となります。
- オナラやゲップを出したくなる
- 常にイライラしている
- 下痢や便秘を繰り返す
- PMSの症状がひどい
- ストレスに弱く体調を崩しやすい
- 喉がつまりや違和感
- お腹、胸、脇が張ったような痛み
- 噛みしめや歯ぎしりがひどい
上記の項目に数多く当てはまるのであれば、 あなたはストレス緊張による自律神経の乱れがおきているとうことです。
②熱こもりタイプ
このタイプは体に余分な熱がこもっている方を指します。
例えば、鼻炎、逆流性食道炎、胃炎、皮膚炎など身体に「炎症」がある方。
もしくは更年期などでホットフラッシュがひどい方ですね。
その他にも頭部が熱い、手足に汗をかく、微熱っぽい感じがするけど熱はない、首肩こりが酷いなどの特徴もあります。
体に余分な熱がこもると交感神経を優位にして自律神経の乱れが起きてしまいます。
③老廃物蓄積タイプ
このタイプは消化吸収能力が落ちてうまくエネルギーに変換できていない、もしくはデトックス力が欠けて体に老廃物が蓄積されているケースです。
特に胃腸、肝臓、腎臓の働きが大切で、いずれかが疲れていることが多いです。
身体が重だるい、倦怠感、疲れやすい、便秘などがあるのも特徴ですね。
自律神経は内臓をコントロールしている神経なので、内臓の働きが落ちれば自律神経も乱れてしまいます。
④気疲れタイプ
このタイプは活動に必要なエネルギーが足りていない、もしくは使いすぎている方です。
疲労は大きく肉体的な疲労と精神的な疲労の2種類に分かれます。
人にすごく気を使う、空気を読む、雰囲気を気にする方は精神的なエネルギーを消耗しやすく、疲れやすい体質(気質)です。
その他にも、怒鳴り声が苦手、多い音が嫌い、人混みが苦手、雨の日は身体が動かない、朝からスッキリしない、寝つきが悪かったり中途覚醒がある、鼻炎や喘息もちといった特徴もあります。
体を動かすエネルギーが残らず、内臓に負担がかかったり自律神経が乱れてしまうわけです。
⑤冷えタイプ
冷えで血流が悪くなり、栄養や酸素を全身に送ることができません。
爪の色が白い、寒がり、よく膀胱炎になる、高血圧、頻尿、不安感、動悸があるのも特徴ですね。
特に下半身が冷えている方は注意で、血管を拡張させたり、心拍数の変化、血圧にも悪影響が出て自律神経が乱れる原因となります。
⑥脳疲労タイプ
考え事や調べ事が多く、頭がパンパンな状態を指します。
将来に対する不安や過去のトラウマを引きずってしまう方も多いですね。
脳が疲労して自律神経を乱す原因となります。
以上、自律神経失調症を引き起こす6大原因でした。
いかがでしたか?当てはまるタイプがありますでしょうか?
当院では徹底的に自律神経が乱れている原因を探していき、鍼灸治療によって根本改善をしていきます。
最後に
今日は自律神経失調症の6大原因をお伝えしました。
何度も繰り返しになってしまうのですが、 自律神経の乱れが起こるの原因は必ずあります。
病院などで検査をして数値に異常がない・原因がよくわからないと言われた場合は、 東洋医学的な治療法が非常に効果を発揮するので、ぜひ選択肢のひとつに 入れていただければと思います。
また、漢方専門の薬剤師と連携をはかりながら、漢方薬を併用して治療をすることも可能です 。
長い間、自律神経失調症でお困りの方は、お気軽にご相談くださいませ。