【東京スカイツリーから徒歩4分】COPD(慢性閉塞性肺疾患)でお困りなら口コミ100件以上のクボ鍼灸院

- 階段の上り下りや、少し早足で歩くだけで息切れ(労作時呼吸困難)が続き、日常生活の動作にも支障が出るようになる。
- 慢性的な咳や痰、そして「このまま息ができなくなるのではないか」という不安感が波のように押し寄せ、外出や運動を避け、心身ともに疲弊してしまう。
- 治療を続けても症状の波を繰り返し、全身の倦怠感や呼吸筋の疲労が取れず、仕事や生活の質が下がってしまう。
COPD(慢性閉塞性肺疾患, Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は、主に長期的な喫煙が原因で、肺の炎症と破壊が進行し、空気の通り道である気管支が狭くなり(気道閉塞)、酸素を取り込みにくくなる疾患です。
労作時の息切れ、慢性的な咳と痰に加え、体重減少、倦怠感、冷え、そして自律神経の緊張による不安など、全身に多様な症状をきたすことが特徴となります。

現代医学では、気管支拡張薬や吸入ステロイド薬などの薬物療法、呼吸リハビリテーションが中心ですが、薬物療法ではコントロールしきれない気象変化やストレスによる息切れの増悪、そして慢性的な体の冷えや呼吸筋の疲労に悩む方も少なくありません。
本記事では、COPDに対する鍼灸治療がどのような症状・お悩みに適しているのか、東洋医学的視点と臨床経験を交えてわかりやすく解説します。
慢性的な息切れや呼吸筋の疲労にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
現代医学からみるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因

① 有害物質による気道の慢性炎症と肺胞の破壊
COPDの最大の原因は喫煙であり、吸入された有害物質が肺の組織を直接傷つけ、持続的な炎症を引き起こします。
気道病変(慢性気管支炎): 気道に慢性的な炎症が起こり、粘液(痰)が過剰に分泌されます。これにより気道が狭くなり、空気が通りにくくなります。
肺胞の破壊(肺気腫): 肺の奥にある小さな袋状の組織「肺胞」が炎症によって壊れ、隣り合う肺胞と合体して弾力を失います。
ガス交換能の低下: 肺胞が壊れることで、酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を排出する効率が著しく低下します。

② 気流閉塞と動的肺過膨張
気道が狭くなること(気流閉塞)と、肺の弾力低下により、吐き出すべき空気が肺の中に残ってしまう現象が起こります。
空気が吐き出せない: 肺の弾力がなくなるため、息を吐き出す力が弱まります。特に運動時には、息を吐ききる前に次の息を吸い込むことになり、肺の中に空気が溜まりすぎてしまいます(肺過膨張)。
横隔膜の機能低下: 肺が膨らみすぎると、主要な呼吸筋である横隔膜が押し下げられて平坦になり、効率よく動けなくなります。
症状の出現: これらが重なり、動いた時の息切れ(労作時呼吸困難)、長引く咳、粘り気のある痰といった典型的な症状が現れます。

③ 全身性炎症と全身併存症
COPDは単なる肺の病気にとどまらず、肺の炎症が全身に波及することで、さまざまな不調を伴うことが特徴です。
全身への波及: 肺で生じた炎症性物質が血液を介して全身に広がり、骨格筋の減少(筋力低下)や体重減少、倦怠感を引き起こします。
自律神経と心血管への影響: 慢性的な酸素不足と呼吸の苦しさは、自律神経(交感神経)を常に緊張させ、不眠や不安感、心血管系への負担を増大させます。
症状の悪循環: 息苦しさから活動量が減り、さらに筋力が低下することで、QOL(生活の質)が大きく低下する要因となります。
東洋医学からみたCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因

東洋医学においてCOPDは、長年の喫煙や加齢、慢性的な咳によって「肺・脾・腎」の3つの臓器が疲弊し、生命エネルギーである「気」が不足した状態(肺脾腎虚:はいひじんきょ)と捉えます。
特に「吸い込みにくさ」は腎の衰えが深く関わっています。
1. 肺気虚(はいききょ)
肺は呼吸を司り、全身に気を巡らせると同時に、体表をガードするバリア機能(衛気:えき)を担っています。
- 呼吸の主力の減退 長期の喫煙などで肺がダメージを受けると、呼吸のエネルギー自体が不足します。 症状: 労作時の息切れ、声に力がない、少し動くと汗が出る。
- 防御力の低下 バリア機能が弱まるため、外敵(ウイルスや冷気)の侵入を許しやすくなります。 症状: 風邪を引きやすい、風邪をきっかけに咳や息切れが急激に悪化する。
2. 脾気虚・痰湿内停(ひききょ・たんしつないてい)
「脾(消化器)」はエネルギーを作り出す場所です。ここが弱まると、栄養不足になるだけでなく、体内に「ゴミ(痰湿)」が溜まりやすくなります。
- エネルギー産生の低下 栄養が全身に行き渡らないため、骨格筋が減少し、さらに呼吸が苦しくなる悪循環に陥ります。 症状: 痩せ(体重減少)、全身の強い倦怠感、食欲不振、泥状便。
- 痰の発生 処理しきれなかった水分が「痰」となり、空気の通り道を塞ぎます。 症状: 粘り気のある痰、喉のゴロゴロ感、胸の苦しさ。

3. 腎不納気(じんふのうき)
東洋医学では「肺が呼気を司り、腎が吸気を司る」と考えます。COPDの最大の特徴である「吸い込みにくい息切れ」は、腎が気を引き込む力(納気:のうき)を失った状態です。
吸い込む力の喪失 病が深まり、生命力の源である腎が消耗すると、空気を深く吸い込めなくなります。
症状: 浅く速い呼吸、吸気困難、動くとすぐに肩で息をする、足腰の冷えやだるさ。 関与: 加齢とともに進行するCOPDにおいて、QOLを左右する最も重要な病態です。
4. 肝火犯肺(かんかはんはい):ストレスによる症状の増幅
「肝」は感情や自律神経を司ります。息苦しさへの不安やストレスは、肝の熱を燃え上がらせ、肺を攻撃します。
気の逆流 ストレスにより気の流れが激しく突き上げられると、咳や息苦しさが一層強まります。
症状: イライラした時の息苦しさの悪化、胸の張り、喉のつかえ感、不眠。 関与: 精神的な緊張が気管支を収縮させ、発作的な苦しさを引き起こす要因となります。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)への鍼灸アプローチ

鍼灸治療は、東洋医学の視点に基づき、COPDによる慢性的な息切れを軽減するとともに、呼吸に関わる筋肉の柔軟性を取り戻し、低下した五臓(肺・脾・腎)のエネルギーを補うことで、生活の質(QOL)の維持・向上を目指します。
① 呼吸筋の緊張緩和と換気効率の向上
COPDの方は、息を吐き出しにくいことで常に呼吸筋が過活動状態にあり、胸や首の周りが非常に硬くなっています。鍼灸によってこれらの緊張を緩め、呼吸を物理的に楽にします。
呼吸補助筋の柔軟性回復: 呼吸を助ける首(胸鎖乳突筋)や胸(大胸筋)、背中の筋肉の強張りを解き、胸郭の動きをスムーズにすることで、肺の換気を助けます。
横隔膜へのアプローチ: 自律神経を整え、押し下げられて動きが悪くなった横隔膜の働きをサポートし、少ない努力で深い呼吸ができるよう導きます。
咳・痰の軽減: 気道の炎症を鎮め、絡みついた粘り気のある痰を出しやすくすることで、気道の通りを改善します。
使用経穴例: 天突(喉のつかえ)、中府(肺の気)、定喘(喘ぎを鎮める)、肺兪・厥陰兪(背部の緊張緩和)など

② 肺・脾・腎のエネルギー補給と全身状態の改善
COPDは「全身性の病」とも言われ、呼吸器(肺)だけでなく、消化器(脾)や生命力の源(腎)の衰えが進行に関わります。鍼灸でこれらを補い(補法)、悪循環を断ち切ります。
吸い込む力の強化(腎): 腎の機能を高めることで、COPD特有の「息が深く吸えない」状態(腎不納気)を改善し、深い呼吸の安定を図ります。
栄養吸収と筋力維持(脾): 消化吸収を司る脾を整え、COPDの方に多い体重減少(痩せ)や筋力低下を防ぎ、呼吸に必要な体力を維持します。
自己防御力の向上(肺): 肺の気を補うことで、増悪(急激な悪化)の最大の原因となる風邪や感染症にかかりにくい体をつくります。
使用経穴例: 足三里(脾の強化・体力回復)、脾兪、太渓(腎の吸い込む力を助ける)、腎兪、気海(精気を蓄える)など
成功事例多数! COPD(慢性閉塞性肺疾患)に特化した鍼灸施術の強み

【当院の強み①】豊富な臨床経験とCOPDの進行抑制に特化した鍼灸施術
当院は、吸入薬や酸素療法だけでは改善が難しい、歩行時の息切れ、慢性的な咳・痰、呼吸筋の強烈なこわばりなど、多様なCOPD症状に対応しています。
これまでに多くの症例を重ね、患者様一人ひとりの「肺・脾・腎」の消耗度に合わせたオーダーメイド施術を提供します。
呼吸に関わる筋肉の柔軟性を引き出し、低下したエネルギーを補うことで、息苦しさの緩和と活動量の維持を目指します。
【当院の強み②】医療との連携と最新の呼吸器知見

当院代表は、呼吸器アレルギー内科の医師と共同研究を行い、国内外学会での症例報告の実績、最新の医療知見を鍼灸施術に取り入れています。
専門的視点:呼吸器内科での治療状況や肺機能検査結果、酸素飽和度(SpO2)、薬の使用状況を踏まえ、安全かつ効果的な施術プランを立案。
相乗効果:医療と鍼灸を組み合わせることで、薬物療法だけではアプローチしにくい呼吸補助筋の疲労や、全身の血流悪化を改善し、増悪(急激な悪化)の予防をサポートします。
【当院の強み③】徹底的な「四診」による息切れと消耗の根本原因特定

問診・脈診・舌診・触診などの四診を駆使し、COPDの根本にある肺のダメージと全身の栄養不足(脾腎の虚)を丁寧に特定します。
単なる対症療法にとどまらず、横隔膜の動き、胸郭の弾力性、消化吸収能力まで含めた総合評価を実施。
季節の変わり目や気圧の変化、体調に応じて施術を柔軟に調整し、呼吸の土台となる体力を継続的に支えます。
【当院の強み④】生活指導とQOL向上へのきめ細やかな対応

COPDの進行を左右する、自律神経の乱れや筋力低下、栄養状態を丁寧に評価し対応します。
鍼灸で交感神経の過緊張を解き、深いリラックスを促すとともに、「吸い込む力(腎)」と「栄養を取り込む力(脾)」を補います。
併せて、息切れを軽減する動作のコツ、肺への負担を減らす食事、体を冷やさない習慣などの生活指導を実施。
呼吸の不安を減らし、あなたらしい日常生活を維持できるよう全力でサポートします。
最後に:COPD(慢性閉塞性肺疾患)でお悩みの方へ

COPDは、歩行時の息切れ、慢性的な咳や痰、そして「思うように動けない」というもどかしさが重なり、日常生活の質を大きく低下させる疾患です。
当院では、呼吸に関わる筋肉の強張りを緩め、病気の根本原因である「肺・脾・腎」のエネルギー不足を補う東洋医学的アプローチと鍼灸施術を組み合わせ、患者様の体質や病期に応じたオーダーメイド施術を行っています。
- 少し動くだけで息が切れる
- 痰が絡んで呼吸が苦しい
- 呼吸筋(首や肩)の凝りや疲労が激しい
- 体重が減り、体力の衰えを感じる
- 薬以外のサポートで少しでも呼吸を楽にしたい
これらはすべて、体が発するSOSサインです。
当院では、低下した吸い込む力(腎)や、エネルギーを作る力(脾)など、複雑に絡む症状の「根本原因」を東洋医学的に見極め、症状の緩和と活動的な生活の維持へ導きます。
まずは、体質チェックと初回カウンセリングから始めてみましょう。あなたが一つひとつの動作をより楽に、健やかに過ごせるよう、心を込めてサポートいたします。
| 施術メニュー | 料金 |
東洋鍼灸 (45分) | 5,500円(税込) |
※初回5500円+初検料2000円=7500円(税込)
初めての方でも安心して施術を体験できるよう、電話にて無料相談を受付中です。
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