胃腸を労わることの大切さ

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あけましておめでとうございます。鍼灸師の石井です。

今年も皆さまの健康をサポートできるよう、日々丁寧に施術と向き合ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

私事ですが先日急性胃腸炎を患いました。

体調不良を通して、自分自身とても多くのことを感じ、身に沁みて学ぶことがあり,

今日はその体験を通して改めて感じた「胃腸を労わることの大切さ」について、少しお話しさせていただきたいと思います。

改めて強く感じた胃腸は身体を活動させるための中枢

私たち人間、そして動物と呼ばれる生き物のほとんどは、食べ物を食べることで生きています。

そこから必要な栄養素や水分などを摂り入れて、消化・吸収をし生きる為のエネルギーを得ています。

しかし今回、急性胃腸炎によって、その「食事をする」という当たり前の営みがほとんどできなくなってしまいました。食べてもすぐに下してしまったり、吐いてしまったり…。

エネルギー源をうまく消化・吸収できない状態が続くと、力が湧いてこないのはもちろん、何もやる気が起きなくなります。

食欲もわかない。でも、食べなければエネルギーを補給できない。完全に負のループに陥ってしまいました。

何か打開策はないかといろいろ試してみるものの、どれもしっくりこない。

身体もつらいですが、それ以上に「どうにもならない感覚」がとても苦しかったのを覚えています。

脾胃(ひい)の重要性

東洋医学では、胃腸は「食べたものを気・血・水に変える場所」と考えられています。

つまり、胃腸が弱ると、どれだけ良いものを食べてもエネルギーに変えられず、

  • 身体がだるい
  • 気力が出ない
  • 冷えやすい
  • 免疫力低下につながる

といった不調が、次々と起こりやすくなります。

今回の体調不良は、まさにその状態を自分の身体で体験する出来事でした。

「栄養が入ってこない」ということが、ここまで心身に影響を及ぼすのかと、身をもって実感しました。

では、日常生活の中で私たちはどんなことに気をつければ良いのでしょうか。

まず大切なのは、胃腸に負担をかけすぎないことです。

  • 冷たい飲み物を摂りすぎない
  • よく噛んで食べる
  • 疲れている時は無理にたくさん食べない
  • 夜遅い時間の食事を控える

どれもシンプルなことですが、胃腸にとってはとても大切な習慣です。

温める養生習慣

温かい飲み物をとる、湯船に浸かる、腹巻きやカイロを活用するなど、簡単にできて効果的な方法がたくさんあります。

鍼灸治療では、胃腸の働きを助けるツボや、自律神経を整える施術を行うことで、「食べられる」「吸収できる」身体づくりをサポートすることができます。

今回、自分自身が体調を崩したことで、普段当たり前にできている「食べる」「消化する」ということが、どれだけ重要で僕らの心身の健康に影響を与えているかを改めて感じました。

忙しい毎日の中で、つい後回しにしてしまいがちな胃腸のケア。ですが、元気に動ける身体の土台は、やはり胃腸にあります。

少し疲れを感じた時こそ、「最近、胃腸をちゃんと労われているかな?」と一度立ち止まってみてください。