【即効性あり】喉の痛みに効く手足のツボ(エクササイズ)と食べ物

のどがイガイガする、痛くて飲み込みづらい…。
そんなときは、薬に頼る前に “今すぐできる東洋医学的ケア” を試してみてください。
喉の炎症をしずめ、体の巡りを整えるツボやエクササイズ、さらに回復を助ける食べ物をまとめました。
「ちょっと痛いな…」と感じた初期の段階なら、驚くほどスッと楽になることがありますので、是非お試しください!
喉の痛みに効く手足のツボ
①尺沢(しゃくたく)
場所: 肘の内側、上腕二頭筋の腱の外側(親指側)

効果: 肺の経絡を整え、咳・喉の痛み・声のかすれに特に有効。
喉の急な痛みにはまず押してほしいツボです。深呼吸しながら、痛気持ちいい程度に左右10秒×3回おこないましょう。
②合谷(ごうこく)
場所: 手の甲で、親指と人差し指の骨が合流する場所

効果: 全身の巡りを整え、喉・鼻・頭の炎症に幅広く使える万能穴。
喉の痛み、飲み込みの違和感、風邪の初期にも◎お灸がおすすめです。
③太衝(たいしょう)
場所: 足の甲、親指と人差し指の間のくぼみ

効果: 肝の経絡を整え、全身の巡りを改善。
急性の喉の痛みと喉のイガイガ感に有効です。
親指で押して、痛気持ちいい程度に左右10秒×3回、呼吸を整えながら、ゆっくり押すのがポイント。
④天突(てんとつ)
場所: 胸の真ん中、鎖骨の間のくぼみ

効果: 喉の痛みや腫れ、咳・声のかすれに有効。
喉の奥の違和感や乾燥感を和らげ、呼吸のしやすさもサポートします。お灸がおすすめです。
乾燥による喉の痛みを和らげる「ベロ回し」
乾燥や寒さで喉がイガイガするときは、口まわりや喉の筋肉の緊張、唾液分泌の低下が影響します。
そんなときにおすすめなのがベロ回しです。
ベロ回しのやり方
- 舌先を前歯の外側に軽くつける
- 舌を口の周りに沿って、ゆっくり1周回す
- 左右各10回ずつ行う
効果
・喉まわりや口周りの筋肉の緊張をほぐす
・血流を促進し、乾燥による痛みやイガイガ感を緩和
・飲み込みやすくなり、声も出しやすくなる
また、唾液の分泌を促し、唾液に含まれるIgA(免疫グロブリンA)が喉の粘膜を守り、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ効果も期待できます。
※強く押しすぎず、ゆっくり丁寧に回すのがポイントです。
仕事や勉強の合間にも簡単にできるので、喉の乾燥対策に取り入れてみましょう。
【喉の痛み炎症に】大根のしぼり汁+蜂蜜
咳や喉が腫れているときは、薬を使わずに自然にケアしたいものです。
そんなときにおすすめなのが 大根のしぼり汁と蜂蜜。

- 大根:炎症を鎮め、咳や痰をやわらげる
- 蜂蜜:喉を潤し、乾燥による痛みを防ぐ
ちょっと独特な味ですが、子供も食べやすく、手軽に取り入れられます。
作り方
- 大根をすりおろす(100g程度)
- しぼり汁を小さじ2〜3杯取り出す
- 蜂蜜を同量加えてよく混ぜる
- 少量ずつ舐める(1日2〜3回が目安)
※大根のしぼり汁はフレッシュなものが効果的です。
※1歳未満の子供には蜂蜜は与えないでください。
【1週間〜1か月以上喉の痛みが続く方へ】上咽頭炎の可能性
喉の痛みが1週間以上、場合によっては1か月近く続く場合は、単なる乾燥や風邪ではなく「上咽頭炎」の可能性があります。
上咽頭炎とは?
上咽頭炎は、鼻の奥と喉の間にある上咽頭という部分の炎症です。

風邪のような症状がなくても、喉の痛み・違和感・腫れが続くことが特徴で、慢性化すると全身の倦怠感や鼻づまり、頭痛などにつながることもあります。
- 痛みが強く、飲み込みや声の出しにくさが続く
- 風邪の症状が治っても喉だけ痛い
- 何度も繰り返す
このような症状がある場合は、自己判断せず、専門家に相談することをおすすめします。





