【即効性あり】上咽頭炎・後鼻漏・喉に張り付く痰を解消するツボ3選

- 喉の奥に常にネバネバしたものが張り付いている。
- 飲み込もうとしても離れず、ずっと違和感がある。
- 横になると鼻水が喉に流れてきて、咳き込んでしまう。
そんな、言葉にできない不快な「後鼻漏」でお悩みではありませんか?
耳鼻科で処置をしてもなかなかスッキリしない場合、その原因は鼻の粘膜だけの問題ではなく、胃腸の弱り(水分代謝の低下)や、自律神経の乱れによる粘膜の過敏、あるいは「気」の巡りの滞りにあるかもしれません。
今回は、鍼灸師が臨床で用いている後鼻漏を和らげる3つのツボと、自宅で簡単にできるセルフケアをまとめました。
実は逆効果!喉を鳴らして出す行為と粘膜への影響

後鼻漏がつらいからといって、喉を強く鳴らして出そうとしたり、過度なうがいを繰り返したりするのは、実は喉の粘膜を傷つけ、余計に粘液の分泌を促してしまう「逆効果」になることがあります。
東洋医学では、後鼻漏の原因を主に3つの側面から捉えます。
- 痰湿(たんしつ):体の中に余分な水分が溜まり、ネバネバした物質に変わった状態。
- 慢性炎症:鼻や喉の粘膜で慢性的な熱(炎症)がこもり、常に分泌物が出続ける状態。
- 腎陽不足(じんようぶそく):体を温め、水を巡らせる「根本のエネルギー(陽気)」が不足し、水分代謝がストップしている状態。
大切なのは、喉そのものを刺激することではありません。下半身を温めて「腎陽」を補い、体全体の水分代謝を上げながら、鼻周りの炎症(熱)を鎮めていくことです。
今回紹介するツボは、体の中から余分な「湿気」を取り除き、冷えた体を底上げする助けをしてくれます。
上咽頭炎・後鼻漏・喉に張り付く痰を解消するツボ3選

①合谷(ごうこく)
場所:手の甲、親指と人差し指の骨が交わる間のくぼみ。
作用:合谷(大腸経)は顔面部に繋がり、鼻の炎症・熱を鎮める効果が高いツボです。鼻の通りを良くし、不快な粘膜の腫れや過敏さを抑えるために使います。
刺激方法:反対側の親指で、人差し指の骨の方へ向かって押し込みます。左右お灸もおすすめ。
②足三里(あしさんり)
場所:膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみから指幅4本分下がったところ。
作用:胃腸の働きを活性化し、余分な水分(痰湿)を排泄する力を高めるツボ。
足三里(胃経)は経絡で鼻喉に繋がります。
刺激方法:親指でやや強めに揉みほぐすか、お灸で温めるのが非常に効果的です。
③太渓(たいけい)
場所:足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。
作用:体を根本から温める「腎陽」を補う重要なツボです。
ここを刺激することで、冷えて停滞した水分を蒸発・循環させ、喉に溜まる不純物をスッキリさせていきます。
刺激方法:親指でじっくり圧を加えるか、冷えが強い方は毎日お灸がおすすめです。
後鼻漏の特効穴!上印堂に対する鍼治療
後鼻漏の鍼治療。眉間の上、鍼を鼻に向かって水平に刺入していきます。後鼻漏はアレルギー鼻炎、副鼻腔炎、上咽頭炎が原因となっていることが多いです。また、手足に汗をかきやすい、胃の不調、首コリ、便秘、ふくらはぎの硬さが関係していることもあります。… pic.twitter.com/6RvjsVZcyV
— 久保 和也(Kazuya Kubo) (@kubo_tubo) January 30, 2024
セルフ灸のやり方(初心者ガイド)
①用意するもの
市販のお灸(台座灸・せんねん灸など初心者向けがおすすめ)
ライター or チャッカマン
灰皿または耐熱皿
タオル、水(熱を感じすぎた時のため)、保冷剤でもOK
②お灸をする前のポイント
施術前に 軽く膝周りをさする(血流が上がり、熱が通りやすくなる)
食後30分は避ける
できれば 毎日同じ時間帯 に行うと効果が出やすい
同じツボに1壮/日までが基本
③お灸の手順
手順①:ツボを軽く押して確認
→「ズーン」と響くポイントが適切。
手順②:お灸をセット
→台座灸の底部シールを剥がし、ツボに貼る。
手順③:火をつける
→先端に火をつけ、煙が安定したら深呼吸。
手順④:温かさがじんわり広がるのを感じる
→熱すぎたらやめてOK。無理はしない。
手順⑤:燃え尽きたら外し、軽く押さえる
→手のひらで3秒ほど温めて蓋をするイメージ。
中々後鼻漏が改善しない方は「上咽頭炎」の可能性も!

「ただ鼻水が喉に回るだけ」と思っていても、なかなか治らないネバつきや違和感の裏には、上咽頭炎や慢性副鼻腔炎が隠れていることが少なくありません。
特に上咽頭は「自律神経のスイッチ」とも言われる場所。
ここに炎症が残っていると、後鼻漏だけでなく、頭痛、だるさ、めまいなどの全身症状に繋がることもあります。
これらは鍼灸で血流を促し、粘膜の炎症を鎮めることで、長年の悩みが解消するケースが非常に多い疾患です。
「自分の症状が上咽頭炎に当てはまるかチェックしたい」 「副鼻腔炎と後鼻漏の関係をもっと詳しく知りたい」という方は、ぜひ下記の詳細記事も併せてご覧ください。




