【動画あり】耳管開放症に効くツボ3選と鍼灸アプローチ

「耳が詰まった感じが続く」「自分の声が響く」
そんな違和感が長く続いている方はいませんか?
病院で「異常なし」と言われても、つらい症状が続く。それが「耳管開放症(じかんかいほうしょう)」です。
実はこの症状、ストレスや自律神経の乱れ、首まわりの筋肉の緊張など、体の内側のバランスが深く関わっていることがあります。
この記事では、鍼灸の視点からみた耳管開放症の原因と、実際に効果が期待できるツボ(翳風・天柱・風池・三間)や胸鎖乳突筋のトリガーポイントについて解説します。
すぐに実践できる耳管開放症の対策なので是非参考にしてください。
実際のツボの位置や刺激法は、下記のYouTube動画でもわかりやすく紹介しています。
耳管開放症に用いる主なツボ
①翳風(えいふう)
経絡:手の少陽三焦経
位置:耳たぶの後ろ、下あごの骨の後ろのくぼみ
耳管・中耳・咽頭の循環を高め、耳まわりの違和感を軽減します。
→ 鍼灸では耳のリンパ・血流・筋緊張を緩める目的で使用。
②風池(ふうち)・天柱(てんちゅう)
天柱(てんちゅう)
経絡:足の太陽膀胱経
位置:後頭部の髪の生え際、首の太い筋(僧帽筋)の内側のくぼみ
風池(ふうち)
経絡:足の少陽胆経
位置:耳の後ろの骨(乳様突起)と、後頭骨のくぼみの間
耳の不調は首の筋緊張と深く関わるため、これらのツボで頭頸部の循環をリセットします。
→ 鍼灸での刺激により、耳管や咽頭への血行促進・交感神経の過緊張を緩和。
③三間(さんかん)とは
経絡:手の陽明大腸経
位置:人差し指の根元、第二中手指節関節のやや手前(橈側)にあるくぼみ
三間は、大腸経上に位置するツボで、この経絡は 手から腕、肩、首、そして顔面〜耳・鼻・咽喉 へとつながっているため、ツボ押しの刺激すると、腕だけでなく 首や耳周囲の気血の流れを整える効果が期待できます。
胸鎖乳突筋の硬結ポイント
耳管開放症の方の多くに見られるのが、首の前側を斜めに走る太い筋肉(胸鎖乳突筋)の過緊張です。

この筋肉は、耳のすぐ下から鎖骨にかけて伸びており、その内部にトリガーポイントができると、「耳の詰まり感」「こもり」「自声の響き」などを誘発します。
胸鎖乳突筋をストレッチすることで耳周囲〜顎〜咽頭の圧迫感がやわらぎ、耳管の開閉バランスが整いやすくなるので、下記の動画を参考にしてください。
鍼灸では、翳風・天柱・風池・三間とあわせて調整することで、耳〜首〜肩の“通り道”を全体的に開いていく施術を行います。
ツボを押すだけでは改善しない理由
耳管開放症は「耳の奥が詰まる」「自分の声が響く」「耳が抜けない」といった不快な症状が続くトラブルです。
一見すると“耳だけの問題”のように思われますが、実際には内臓の働きや自律神経系が深く関係します。
冷え・ストレス・ホルモン変動・睡眠不足・鼻喉の不調・胃腸の不調などが重なると、自律神経が乱れ、耳管を開閉する筋肉のリズムも崩れるわけです。

その結果、「開きっぱなし」や「詰まりっぱなし」の状態になり、耳の圧力バランスが保てなくなります。
ツボ刺激(マッサージ)だけで一時的に楽になることはありますが、体の巡りが滞ったままだと、再び症状が戻ってしまうケースも少なくありません。
鍼灸の目的は、ツボを“点”で刺激することではなく、全身の“流れ”を整え、耳管や自律神経が本来のリズムを取り戻すよう導くことにあります。
当院に寄せられた声
お客様の声①
昨年の6月ごろ、コロナの後遺症で長引く後鼻漏に悩まされ、耳鼻科で処方された薬でも改善せず、ついには片耳が耳管開放症のような症状まで出てしまいました。
病院に行っても治らないのでは…と感じていた頃、以前お世話になっていた整体の先生にこちらの鍼灸院を勧められ、通い始めました。
初めの頃はめまいや不調も重なって、本当に辛い日々でしたが、松坂先生の丁寧な施術を重ねていくうちに、ひとつひとつ症状が和らぎ、全ての症状が治り、気づけば幼い頃から当たり前だった鼻炎まで改善され、ティッシュが手放せなかった生活からも解放されました。
通い始めた当初は東洋医学の知識が全くなく、患部とは関係のなさそうな手首や背中に鍼やお灸をされるたび「これは一体…?」と戸惑う気持ちもありました。
ですが、施術の中で松坂先生に東洋医学の考え方や症状の捉え方を丁寧に説明していただくことで、だんだんと理解が深まり、不安も消えていきました。
今では自宅でのお灸によるセルフケアと、定期的なメンテナンスがすっかり習慣になり、東洋医学は私にとって欠かせない存在です。
松坂先生は、私にとっての「かかりつけ医」のような心強い存在です!
西洋医学と異なり即効性のようなものはありませんが、症状を再発させない・根本から解消したいと考えている方で、かつ病院でもなかなか良くならずお悩みの方は、東洋医学も選択肢のひとつとして考えていただきたいです!

お客様の声②
通いはじめて5ヶ月になります。きっかけは風邪の後遺症で、娘からの紹介でした。
約8年ほど前に急な目眩から右耳の聴こえが悪くなりメニエールと診断され目眩と共に身体のあちこちも不調になり毎日辛い日々を過ごしていました。
原因不明のまま右耳の聴力は失聴に近い状態になりました。2年ほど前には左耳の聴こえも悪くなり、耳管開放症と診断されました。整体や鍼も試したのですが、症状はあまり改善しないまま過ごしてきました。
梅雨の時期に風邪を引き、目眩や体調不良が悪化し、左耳の聴力低下も進んでしまいました。左耳まで聞こえなくなったら…とメンタル的にもかなり沈んでしまっていた時、娘に勧められてこちらに来ました。
クボ先生は「早めに来てくれて良かった。時間はかかるけどひとつずつ、必ず良くなるから」と言って下さって、涙が出そうになるほど嬉しかったです。
通いはじめの頃は目眩も酷く電車や徒歩も時間がかかりましたが、今は目眩も殆ど気にすることなく歩けるようになりました。不調だった身体も軽くなってきました。
何より嬉しかったのは、徐々に左耳の聴力が戻ってきて、検査する毎に数値も良くなっていることです。
根本治療すごいです!どこの病院でも原因不明扱いされていた私の症状がここまで改善したのは、東洋医学ひいてはクボ先生のお力です。本当に感謝しかありません。
満身創痍だったので、かなり長い道のりだと思いますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

⭐︎経過⭐︎
前回の口コミから7ヶ月、通い始めてからちょうど1年が経ちました。この1年を振り返ると、本当にたくさんの良い変化があったと感じています。
最初は満身創痍の状態でしたが、今では悩まされていた食欲不振、頭痛、ひどい肩こりはほとんどなくなりました。
めまいや耳の聞こえには季節によって波があり、梅雨から夏にかけては少し不安定になることもありますが、1年前のどん底だった頃と比べると、体調は格段に安定しています。
7月からは松坂先生に診ていただいていますが、毎回変わるその時の症状を親身になって聞いてくださるので、安心して施術を受けられます。お話も楽しいです。
先生方との会話も、私の心と体の健康に繋がっていると実感しています。今では家でのお灸にもすっかりハマり、セルフケアも楽しんでいます。
受付の方々の対応にも心から感謝しています。一番辛かった時期、慣れない場所での治療は不安も大きかったのですが、いつも優しく接してくださり、そのおかげで心穏やかでいられました。
温かい心遣いも、私が安心して通い続けられる大きな理由の一つでした。
これからも鍼灸院の皆様に支えられながら、もっと良い状態を目指していきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
もし私のように「どこに行っても改善しない…」と諦めかけている方がいたら、根本からの改善を目指すこちらの治療を心からお勧めしたいです!

お客様の声③
長年の生理痛、pmsに加えて更年期障害の症状が色々とで始め、精神的にも肉体的にも辛い毎日でした。
メニエール病を発症したのをきっかけに、YouTubeでこちらを知り現在通院中です。
週1回のペースで4回の治療を終えたところです。メニエール病の不調(耳の閉塞感、聴力低下)と初診時にあった腕の痛みはかなり早い段階で回復しました。
3回目の治療を終えた頃、今まで2ヶ月おきだった生理がぴったり1ヶ月で来ました。生理前後の頭痛が全くなくなり、生理痛が激減していたことに本当に本当に驚きました!こんなに痛くないのは生まれて初めてかもしれません!!
体調が次々と回復傾向にあることを実感し、精神的にも少しづつ前向きになってきました♪久保先生ありがとう…と毎日心の中で呟いています。
「絶対に良くなりますので、任せてください!」という先生の力強い言葉も心の支えです。
根本治療をしたい方、どこの病院に行っても治らない方、同じ悩みを持つ方など、多くの方にこの声が届くと良いなと思います。

最後に:耳管開放症でお悩みの方へメッセージ

〇 今すぐ始めるべき「耳と自律神経の体質改善」への第一歩
耳管開放症は、放置するほど粘膜の炎症や自律神経の乱れが慢性化し、回復までに時間がかかる傾向があります。
「耳の詰まり感」「自声の響き」「耳が抜ける感じ」などのサインは、体が出しているSOSです。
当院では、耳管や咽頭まわりの筋緊張・粘膜炎症・自律神経のアンバランスを整えるオーダーメイド施術を行い、体の内側から耳の環境を整えていきます。
まずは、体質チェックと初回カウンセリングからスタートし、あなたの耳と体のバランスを取り戻す第一歩を踏み出しましょう。





