【タイプ別】上咽頭炎の不快感を和らげる飲み物|コンビニで買える飲み物も紹介

  • 喉の奥がヒリヒリして、仕事に集中できない…
  • 後鼻漏が喉にへばりついて、何度もえへん虫をしてしまう

上咽頭炎の不快感が続くと、気分まで沈んでしまい、ただ時間が過ぎるのを待つのは本当につらいものですよね。

Bスポット療法(EAT)や薬も大切ですが、実は私たちが何気なく選んでいる「飲み物」も、炎症の鎮まりやすさを左右する大切な要素です。

東洋医学では、飲み物にもそれぞれ「熱を冷ます」「粘り気を取る」「乾燥を潤す」といった力があると考えます。 今のあなたの不快感が、ヒリヒリ焼けるような痛みなのか、それともネバネバが詰まるような不快感なのか。

その「サイン」に合わせて一杯を選んであげることで、上咽頭の腫れや自律神経の緊張は、内側から穏やかに解けていきます。 今回は、コンビニで手軽に買えて、上咽頭炎のケアを助けてくれる飲み物をご紹介しますので参考にされてください。

【4タイプ別】上咽頭炎を和らげる飲み物

① 炎症・ヒリヒリタイプ(肺熱)

【こんなタイプ】

  • 喉の奥が真っ赤に腫れていて、飲み込むときに激痛がある
  • 常に喉に「熱」を感じ、冷たい水を飲むと少し楽になる
  • 黄色い粘り気のある鼻水や痰が出る

【おすすめの飲み物】
緑茶(冷たすぎないもの)、ジャスミン茶

漢方の視点:喉が赤く腫れ、熱感や痛みがあるときは、余分な熱を逃がす「清熱(せいねつ)」が必要です。

緑茶やミントティーは、上咽頭の「火」を鎮める手助けをしてくれます。

② ネバネバ・後鼻漏タイプ(痰湿)

【こんなタイプ】

  • 鼻水が喉に流れる「後鼻漏」がひどく、常に不快感がある
  • 喉にネバネバしたものがへばりつき、出そうとしても出ない
  • お腹が張りやすく、胃もたれや消化不良をよく起こす

【おすすめの飲み物】
黒豆茶、烏龍茶、プーアル茶

漢方の視点:喉に鼻水がへばりつく、痰が絡むといった症状は、体内の水分代謝が滞っているサイン。

「黒豆」は余分な水分を動かし、烏龍茶やプーアル茶は粘り気(脂や湿気)をスッキリ流して、喉の通りをスムーズにします。

③ 乾燥・空咳タイプ(肺陰虚)

【こんなタイプ】

  • 喉がカラカラに乾いて、壁に張り付くような痛みがある
  • 夜や明け方に「コンコン」と乾いた咳が出て止まらなくなる
  • 常に声が枯れやすく、喋るのが億劫になる

【おすすめの飲み物】
杏仁ドリンク、はちみつレモン、ゆず茶

漢方の視点:喉がカラカラに乾き、夜に咳が出やすい方は、粘膜を潤す「養陰(よういん)」が必要です。

杏仁(アンニン)は古くから喉の薬として使われ、はちみつは天然の保湿剤として上咽頭の乾燥を防ぎます。はちみつと大根のしぼり汁もケアにはおすすめです。

④ ストレス・自律神経タイプ(気滞)

【こんなタイプ】

  • 喉に梅干しの種が詰まったような違和感(ヒステリー球)がある
  • 検査をしても異常がないと言われるが、常に喉が苦しい
  • 考え事が多く、肩こりや食いしばりが激しい

【おすすめの飲み物】
ミントティー、オレンジジャスミンティーなど

漢方の視点:喉に異物感(ヒステリー球)があり、イライラや不安を伴うときは、気を巡らせる「理気(りき)」が必要です。

ミントや柑橘類の「芳香」が、上咽頭周辺の神経の昂ぶりをスッと静めてくれます。

鍼灸師が教える、コンビニでの「賢い選び方」

裏面の「原材料名」を見てみてください。

そこに「ショウガ」「ハチミツ」「ゆず」「ハトムギ」などの文字があれば、それはあなたの上咽頭をサポートしてくれる和漢素材です。

ただし、先ほどお伝えしたタイプ別にケアすることがポイント。

また、どのタイプであっても、上咽頭炎の方が守ってほしいポイントが2つあります。

  1. 「極端に冷たい・熱い」を避ける:氷入りの冷たすぎる飲み物は血流を止め、熱すぎる飲み物は炎症を刺激します。「常温」か「心地よい温かさ」を選びましょう。
  2. 「砂糖たっぷり」は控える:白砂糖の摂りすぎは、体内の炎症(リーキーガット)を助長し、粘膜のネバつきを強くさせます。できるだけ無糖や自然な甘みのものを選びましょう。

最後に:上咽頭炎は放置せず「早めのケア」を

上咽頭炎は「体質だから治らない」と放置してしまうと、慢性的な炎症が自律神経を狂わせ、不眠や倦怠感、首のこりといった二次的な不調を引き起こします。

炎症が長期化すると、

  • 脳が常に「痛み」の信号を受け取り、過敏になる
  • 喉周辺の血行不良が定着し、薬が届きにくくなる
  • 腸内環境(リーキーガット)が悪化し、全身の免疫が暴走する

といった悪循環に陥ってしまいます。上咽頭炎はただの喉風邪ではなく、「全身の免疫と自律神経の乱れ」を立て直すためのサインです。

毎日の「飲み物」を変えることは、自分を労わる小さな、でも確かな一歩です。

もし、セルフケアだけでは追いつかないほど辛い時は、一人で抱え込まず、東洋医学のプロである私たちにいつでも相談してくださいね。