不眠症

不眠症
  • 寝つきが悪い
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 考え事をして眠れない
  • 寝不足で日中に眠くなる
  • 眠りが浅くスッキリ起きられない

このようなお悩みはありませんか?

厚生労働省によると「不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気」と定義しております。

一般的な治療法は睡眠導入剤・精神安定剤・脳の興奮を抑える薬物療法がメインとなります。

しかし、薬物療法(対処療法)は根本的な治療をしているわけではないので、一生薬に頼らなくてはいけません。

それに比べて東洋医学では「五臓」の機能に問題があると考え、体質改善をしていくことで眠れる体を作っていきます。

そこで今回は「五臓の役割と不眠の関係」についてお伝えできればと思います。

ぜひ不眠症の疑いがある方は参考にされてください。

五臓の役割

五臓とは人間のカラダに必要な機能や働きを(肝・心・脾・肺・腎)の5つに分類したものを言います。

東洋医学では心臓や肝臓などの「内臓器官」だけを指しているのではなく、より深い機能や働きを意味します。

「何で心臓や肝臓と違う呼び方をするの?」と疑問を抱く方も多いと思いますが、東洋医学は約4000年前からある古典医学であり西洋医学とは全く異なった医学です。

ヨーロッパとアジアで言葉が通じないのと同じように、医学言語や身体を診る視点も西洋・東洋で異なるものとなります。

五臓の機能を簡単に解説すると、下記のとおりです。

  • 肝:血を貯蔵し、血液量をコントロール
  • 心:血を送り出すポンプ、精神を安定させる
  • 脾:消化吸収をおこなう、気血水を生み出す
  • 肺:呼吸に関わる、栄養や潤いを分配する
  • 腎:成長、発育、ホルモン、水分代謝に関与

本来は五臓のバランスが保たれていれば眠れる身体となりますが、東洋医学の観点では五臓のバランスが崩れると不眠症を引き起こすと考えます。

東洋医学による不眠の分類

不眠症の原因は様々ありますが、東洋医学では下記の3つに分類します。

  1. 肝鬱血虚
  2. 心脾両虚
  3. 心腎不交

これらは先ほどお伝えした「五臓」に問題があり、不眠症を引き起こすケースとなります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

①肝鬱血虚

肝・心は「血」を貯蔵し、全身に「血」を送る役割があります。

睡眠している間は全身の約3分の2の血液が肝臓に戻ると言われており、睡眠という行為にも気血が使われているのです。

つまり、血流をうまくコントロールできなかったり、そもそも睡眠に必要な血が足りなくなると、イライラして眠れない、眠りが浅いなどの症状が出てきます。

②心脾両虚

心は血を全身に送り、精神活動を調整する役割があり、脾は食べ物を消化吸収し、全身の細胞に必要なエネルギー(気)や血液を生成します。

心脾両虚とは「心」の血が不足し、「脾」の気が足りなくなっている状態。

そのため睡眠に必要な気血が生成されず、不安が強くなったり、精神が落ち着かず不眠を引き起こすことになります。

③心腎不交

このタイプは体に熱がこもるパターンです。

五臓の「腎」は身体の熱を冷ます(コントロール)する役割があるのですが、心の働きが過剰(交感神経優位)になると、うまくバランスを取れなくなり「心腎不交」といった状態になります。

すると、身体の余分な熱を排泄することができず、手足のほてり、寝汗をかく、口が渇く、落ち着きがない、何度も目が覚めるといった症状が出てきます。

不眠症の鍼灸治療

鍼灸治療では五臓の状態を整え、自律神経や循環器系の働きを調節していくことから始めます。

当院で行う鍼灸治療は古くから伝わる「経絡治療」というものを取り入れており、ツボを介して五臓の状態を整えられる治療法です。

具体的には頭のツボを刺激して副交感神経を優位にしたり、背中やお腹の緊張を取り除く治療を行います。

また当院では、ご自宅でできる不眠症のセルフケア冊子(お灸・養生法)もお渡ししており、1日でも早く眠れる身体を作っていけるように最善を尽くします。

睡眠が十分にとれないと、一日中やる気がでない、免疫力が落ちて風邪をひく、日中眠くなる、ちょっとのことでイライラするといった状態になりますよね。

どうしても眠れない場合は対処療法も大切となりますが、それと同時進行で眠れる身体を作っていくことも大切です。

もしあなたが不眠症でお悩みなのであれば、ぜひ当院までご相談ください。