【40代後半・女性】約10年の潰瘍性大腸炎|腸症状を気にしながらも少しずつ外出を楽しめるようになった女性の症例

主訴
潰瘍性大腸炎、外出時の不安、腹部の不快感、血便、倦怠感、皮膚症状
初診時の状況
2016年に潰瘍性大腸炎を発症。 海外旅行での大きなストレスが発症原因の一つと考えており、 慣れない環境やスケジュールの詰まっている外出が症状の悪化につ ながる。
波を繰り返すも日常生活は維持していたが、今年2月、 婦人科疾患の手術後に薬の服用により症状が悪化。 血便が毎日出る状態となり、外出への不安が強くなった。
初診時は、
・強い倦怠感
・腹部の冷え・重だるさ
・外出時の不安
・頭痛
・酒さ
通院頻度
週1回を基本に継続(体調により前後あり)
回数ごとの経過

■6月末
・腹部全体の不快感、冷え
・血便あり
・倦怠感強く外出困難
■7月初旬〜中旬
・ステロイド開始により血便改善、酒さも軽減
・薬が効いている日は外出や買い物ができる
・ 鍼灸受け初めてから頭痛があっても薬なしでやり過ごせる日が増え る
・腹部の冷えは継続して残る
・体力低下を感じつつも日常生活を維持
■7月下旬〜8月初旬
・自炊や近所への外出が可能
・薬の減量計画に伴い倦怠感への不安あり
■8月上旬〜中旬
・腸は安定、血便なし
・鼻の症状や湿疹は出るが許容範囲
・腹部冷えは残存
■8月下旬
・ステロイド減量中だが腸は安定、血便はほぼなし
・酒さによる痒みの方が辛い
・施術後に腹部が温かい感覚を初めて実感
・排卵期前後の下腹部張り、腰の違和感は依然あり
■9月初旬〜下旬
・急遽入った旅行後に一時的に体調ダウンする
・ステロイドが抜けてきたことによる倦怠感、 炎症の数値も少し上がったが自覚症状はなく腸は安定
・頭痛、目の痒みは軽度
■10月初旬〜中旬
・倦怠感がなくなってお腹の症状すこしあるが持ち堪えている感覚
・粘り気のある便
・腹部の冷え、施術後は必ず温まるようになる
・大きなイベントあり、 前日は腸の調子がすぐれなかったが食事などを調節。 帰宅後も大きく崩れなかったとのこと。
・皮膚の湿疹、ムズムズ感程度
■10月下旬〜11月初旬
・旅行・イベント参加後も腸安定、血便なし
・頭痛なし
・外出後の回復が以前より早い
・酒さが軽減した分、顔以外の身体中に遊走性の痒み、 湿疹が発生、皮膚科でアレルギーの薬処方
・寒暖差による鼻症状が出始める
■11月中旬〜下旬
・腸安定、お腹温かさ実感
・寒暖差による鼻症状継続してあり
・頭痛波あり
・皮膚症状は改善傾向
まとめ
潰瘍性大腸炎は、疲労・環境変化・自律神経・ ホルモンバランスの影響等でも症状が揺れやすい疾患である。
この症例では、
・腸の安定
・血便減少
・外出成功
・冷えの改善
・自信回復
という好循環が積み重なり、生活の質が向上した。
「崩れにくい身体」が育つことで、 不安の強かった外出やイベントも楽しみとして計画できる状態に至 った。
【担当から一言】

担当鍼灸師:若菜烈
症状が揺れやすい疾患ほど、 焦らず一歩ずつ整えていくことが大切です。
今回のように、身体の変化による心の余白・ ご自身の身体への信頼が少しずつ戻っていく過程をサポートできた ことは、とても喜ばしいことです。
12月も外出や旅行の予定を前向きに考えられる姿勢が見られ、 今後も引き続き、 楽しく外出を続けられるよう全力でサポートしていきます。
※施術効果には個人差があります。




