自己免疫疾患の根本原因とは?

自己免疫疾患では、免疫が本来の役割を超えて暴走し、自分の組織を攻撃してしまいます。
その原因は、単に「免疫の異常」だけではなく、体全体のバランスの乱れにあります。東洋医学では、五臓六腑の働きが互いに支え合い、健康を維持していますが、これらの臓器の機能が弱まると、免疫のバランスも崩れやすくなります。
自己免疫疾患の根本原因は、腸や肺の防御力の低下、五臓六腑のバランスの乱れにあります。
このバランスを整えることが、症状の改善や再発防止には欠かせません。
自己免疫疾患に対して鍼灸でできること

鍼灸では、単に症状を抑えるのではなく、体全体のバランスを整えることが可能です。
それにより、弱った体を整えることができます
具体的には、次のようなアプローチがあり。
①内臓の働きを補う施術
東洋医学では、肝(血の巡り)、脾(消化吸収)、肺(防御機能)、腎(回復力)などの臓器の力を高めることが、免疫バランスを安定させる第一歩と考えます。
鍼灸によって臓器の気血の流れを補い、弱った働きを取り戻すことができます。
②血流や体のめぐりを良くして炎症を抑える
気血の巡りが滞ると、局所的な炎症や免疫の過剰反応が起こりやすくなります。
鍼灸は、経絡やツボを刺激することで、体内の気血の流れを整え、自然治癒力を高めながら炎症を鎮める効果が期待できます。
③自律神経を整え、免疫のバランスを安定させる
自律神経は免疫の働きとも深く関わっています。
交感神経が過剰に働くと免疫が暴走しやすくなり、副交感神経が不足すると回復力が落ちる。
鍼灸では自律神経のバランスを整えることで、免疫の安定化と慢性症状の改善を目指します。
自己免疫疾患のオーダーメイド施術

自己免疫疾患は、一人ひとり症状や体質が異なるため、画一的な施術では十分な効果が得られません。
当院では、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、成人スティル病、血管炎など、さまざまな自己免疫疾患の改善実績に基づき、個々に最適化した施術を行っています。
①体質や症状に合わせたオーダーメイド施術
東洋医学の診断(脈診・舌診・腹診など)を用い、体の弱っている部分や経絡の滞りを見極めて施術方針を決定。
気血の流れを整え、臓腑の働きを補うことで、根本的な体質改善を目指します。
②西洋医学の診断・服薬状況を踏まえた安全な施術
関節リウマチや炎症性腸疾患など、医師による診断や服薬管理が必要な疾患にも対応。
西洋医学の情報を取り入れたうえで、鍼灸施術の安全性を確保しながら免疫バランスを整えます。
③改善実績に基づく信頼性
これまでの臨床経験から、慢性炎症や自律神経の乱れを伴う症例でも、症状の緩和や生活の質向上に貢献しています。
日常でできるセルフケア

自己免疫疾患は、免疫の暴走や慢性的な炎症が体に負担をかけます。
鍼灸と組み合わせて体の回復力を高めることができるのです。
鍼灸施術で体質を整えることに加え、日常の工夫で回復力をサポートすることができます。
①食事の工夫
腸のバリア機能を守るために、発酵食品や食物繊維を意識的に摂取。
炎症を悪化させる可能性のある加工食品や過剰な糖質・脂質は控えめに。
②睡眠の質を整える
自律神経や免疫バランスを安定させるため、就寝・起床時間を一定にし、深い睡眠を確保。
寝る前のスマホや強い光は避けること。
③適度な運動
関節や筋肉の血流を促進する軽い運動(ウォーキング・ストレッチ・ヨガなど)が効果的。
無理のない範囲で、継続できる習慣を作る。
④ストレス対策と呼吸法
自律神経の乱れは免疫の暴走に直結。
深呼吸や腹式呼吸、軽い瞑想、趣味の時間を持つなど、日常でストレスをリセットする習慣を取り入れる。
自己免疫疾患の成功事例多数!遠方からも選ばれる当院の秘訣

自己免疫疾患を根本から改善へ導く独自の鍼灸アプローチ
関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、成人スティル病、血管炎など、自己免疫疾患を専門的に扱う鍼灸院です。
当院代表の久保は、医師と共同で臨床研究を行い、海外(中国)での学会発表や国内メディア・雑誌での掲載も多数。

長年の臨床経験と研究成果をもとに、症状に合わせた安全で効果的な施術を提供しています。
施術では、刺さない鍼や微細な鍼、温灸を組み合わせた独自の「内臓調整鍼灸」を採用。
五臓六腑の働きを整え、血流や自律神経を調整することで、免疫の暴走を抑え、体質そのものから改善へと導きます。
これまでに、関節リウマチ・潰瘍性大腸炎・成人スティル病・血管炎など、さまざまな自己免疫疾患の改善実績が多数。
専門的な技術と豊富な臨床経験により、横浜・千葉・埼玉など遠方からも多くの方に通院いただいています。
お客様の声
①潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎を克服した患者様とのインタビュー動画。
2022年11月かに潰瘍性大腸炎と診断され、採血のCRP値(炎症マーカー)が35という極めて高い異常値を記録し、医師からは100人の1人の数値と言われる。
以降、トイレに1日30回近く通うほどの激しい症状に苦しみましたが、退院時でもCRPは4台後半の高値を示し、医師からは症状の強さにより治療の難しさが示唆されました。体重は62kg→42kgまで20kg減少し、筋力低下や歩行困難も生じていました。
医師からは、この薬が効かなければ大腸全摘出手術しか選択肢がないと告げられ、患者さんは手術を強く拒否。この間にもSNSやYouTubeで情報収集を進め、当院に希望を持って6月下旬に新治療を開始しました。初期は一日に10回に及ぶ頻繁な排便や熱が続き、著しい体調不良状態でしたが、鍼灸のサポートも取り入れながら徐々に改善を図りました。
鍼灸治療の取り組みと3カ月の劇的な改善、医師と患者の信頼関係、治療開始から3カ月が経過すると、CRP値は初期の4~5から徐々に減少し、7月末には0.18と正常値に近い数値まで改善。患者さんの体重も8kg増加し、食欲の回復や体力の向上が見られました。
現在は寛解期を維持しており、月に1回程度メンテナンスのため来院されています。
②潰瘍性大腸炎
発症から6年、薬の効果もなく悪化し、切迫性便失禁・血便・肛門痛・腹痛に悩まされ、医師からは「次の薬が効かなければ大腸全摘」とまで言われる。
外出もできないほどの状態から、春に鍼灸治療を開始。初めはやっとの思いで週1回の通院を続け、数ヶ月でトイレの回数が1日15回→5回に減少、血便や切迫感も改善。
炎症マーカー(CRP)は0.01未満まで回復し、2年ぶりに九州の実家へ帰省できるまでに。
「体を温めて強くする鍼灸治療が、私の体質に合っていた。病院以外の選択肢としてぜひ知ってほしい」と語ってくださいました。
詳しくは動画をご覧ください。
③成人スティル病・関節リウマチ
ずっと何となく疲れていて食欲もあまりなく足先とお腹の冷えがひどかったのですが、1年ほど前に蕁麻疹と38度を超える発熱、指や膝の腫れや食欲不振という症状が出たので内科を受診しました。
何の病気か分からず検査を何度も行った末に国の難病指定の免疫系の病気にかかっていることがわかりました。
熱以外の症状は続いているけれどそういう病気なので投薬治療と定期的に受診をすれば普通の生活をしていいと言われたけれど、つわりかと思うほどのひどい吐き気と倦怠感で食べられないし、顔から下の全身に広がっていた蕁麻疹は消炎剤を塗っても効果はなくお風呂に入れば痛みが増すし、寝る時に体が温まってくるとますます痒くなって眠れない。
ここまで落ちた体力を回復させるにはどうしたらいいか悩んでいたときにクボ先生の書き込みをXで見つけ、鍼灸治療を受けることを思いつきました。
鍼灸治療はこれまでにも受けたことがあったしその効果は実感していたので今回も治療の効果はあるはずだと期待してました。
関節リウマチの症状もあって膝は痛いし貧血気味で歩くのも電車に乗って出かけるのも大変だったけれど、最初の治療が終わった時にそれまでの怠さが消えてスッキリしていたのは本当に驚きで!一回の治療でこんなに効果があるなら続けて通ったらどれだけ良くなるか楽しみで毎週通うことに。
お風呂に入るのが怖いくらいに腫れ上がっていた蕁麻疹もいつしか消えて、夜も眠れるようになりました。薬の副作用で抵抗力が落ちているので肺炎にかかったりもしたけれど、通い始めて9ヶ月くらい経った頃にははっきりと体調が良くなっていると実感するようになりました。
通院の回数は減らしてきていますが、根本的な体調改善のためにもまだ通うつもりでいます。今後ともよろしくおねがいします。











